これからの芸舞妓・女性ポートレート・アート的ヌード作品撮影活動について考え悩む。
2003年4月に初めて女性のポートレート撮影をした。それまでは「若い女性を撮るなんて!俺には出来ない、そんなナンパみたいな事」と思い写真を中学生からだらだらと鉄道写真を撮ったり大学の部活でそんなに写真に興味なかったが写真部に入りモノクロフィルムを現像し印画紙にプリントしていた。結婚し子供が出来てちょうどAFのカメラが出始めたのでミノルタα7700iを買って子供が中学になって写真を撮られるのが嫌になるまで撮り続けた。それで趣味として写真を始めた。しかし経済的・時間的に写真教室など通う余裕はない。だがプロの話は聞いてみたいと思い名古屋の大撮影会に参加した。少しだがポジフィルムの使い方を教えてもらった。良い写真が1枚撮れたのでその撮影会のフォトコンに出した。結果には拘らず折角の機会だったので。そしたら「ミノルタ賞」が貰えた。絵画では学生の頃たまに賞状を貰ったが写真では初めてだった。それが勘違いの始まりで現在にまで来てしまった。丁度勘違いして20年経った今年フランス芸術家協会に入会した。「これで作品が売れる!」と思ったが現実は全然違った。写真の需要はクライアントがいてその意向に従ったものを撮る事だと最近凄く分かってきた。写真で芸術を表現しても誰も向いてくれないと。売れれば何も心配する事ないが写真を続けるには被写体になって貰うモデル代・場所を借りるお金・長期的に撮影機材を維持するお金・交通費など諸々かかってくる。だからと言って今から絵画や書には変われないし被写体を変えるのも難しい。そう考えるとこの2年続け成果を上げてきた芸舞妓の撮影を貫くしかないと思った。それも色々な芸舞妓を撮るのではなく限定して自分の財力が続く限り撮っていくしかないと。財力が先になくなるか死ぬのが先か分からないがやるしかないと。写真は「ミノルタ」賞を取った作品:題名「柔らかな光の中で」機材ミノルタα-7 & AF APO TELE ZOOM 80-200mm F2.8 フィルム:プロビア400
